『RPM-67Racing』は、約300工程に及ぶ入念なハンドメイクとTQC(Total Quality Control:全社的品質管理)から生まれたエキゾーストシステムで、1989年まで製造していた『RPM-4in2in1 F-TYPE』の外観と、音質の要でもあるサイレンサー内部構造に大きな変更を加える事なく、F-TYPE・レプリカモデルとして1998年に発売したオリジナルマフラーブランドです。
当製品は、HONDA CB400SF-VTEC(NC39)に適合するフルエキゾーストマフラーです。
■エキゾーストパイプ
採用した4in2in1集合方式は、4気筒エンジンにおいて4in1集合方式よりも排気相乗効果が高く、また、上質なサウンドを発生させる要素の一つです。
素材は、スチール(STKM11A 機械構造用炭素鋼鋼管)を採用、部品一つ一つを職人の手によって丁寧に磨き上げた後、装飾クロムを含めた2層以上のメッキ処理を施し、高い耐候性を与えます。
■サイレンサー
φ67×300サイズのサイレンサーは、内部を完全な二重構造にする事で、最小限の排気抵抗で最大限の消音効果が得られます。
さらに、その軽量・コンパクトなボディは、高い剛性を持ち、過酷な使用条件による振動への耐性に優れているだけでなく、車体に装着した際、全体的なシルエットを美しくさせるのも特長です。
『RPM-4in2in1 F-TYPE』に搭載していたサイレンサー内部構造を継承し、低回転域で低音質、高回転域では唯一無二の爽快なレーシングサウンドを奏でます。
アウターカバー素材には、以下3種類のマテリアルをラインナップしております。
・アルミ合金 A6063S
・ステンレス SUS304/鏡面処理
・チタン TP270
■部品構成
「(エンジンから集合部までの)フロントエキゾーストパイプ 4本」と「(集合部からサイレンサーを含めた)テールASSY 1本」の計5つのパーツから成るフルエキゾーストマフラーです。
■オプションパーツ
新品出荷状態に更なる静粛性能を与える事が可能なオプションパーツ『RPM-67Racing用エンドバッフル』を販売しております。
品番:B1211
■補修(アフターサービス)
使用経年による消音用グラスウールの劣化やマフラー本体の破損など、必要となる様々な補修や部品交換のご依頼に対応可能です。
※補修内容によっては、当社工場でのお預かり修理となる場合がございますので、詳しくは取扱代理店または当社までお気軽にご相談下さい。
■サイレンサー構造要件について
『RPM-4in2in1 F-TYPE』は、レースユースや補修を目的としてサイレンサーに内蔵されたインナーサイレンサーの着脱が可能でしたが、公道においてインナーサイレンサーを取り外した状態で走るユーザーの方が多く、本来の意図に反する結果となりました為、当ブランドではインナーサイレンサーを溶接固定しております。
※新品出荷状態での音量調整・背圧調整は不可となります。
サイレンサーカバー | エキゾーストパイプ | 商品番号 | JAN | 定価 |
アルミ | スチールメッキ | 2621 | 4582287250706 | 60,000円 【税込66,000円】 |
ステンレス | スチールメッキ | 2621S | 4582287243074 | 70,000円 【税込77,000円】 |
チタン | スチールメッキ | 2621Y | 4582287243586 | 75,000円 【税込82,500円】 |
仕様詳細
フィッティングタイプ | フルエキゾースト |
サイレンサーサイズ | φ67×300 |
オイル交換 | 〇 |
オイルフィルター交換 | 〇 |
タンデム | 〇 |
公道走行 | 〇 ※近接排気騒音値94db規制車を除く。 |
近接排気騒音値 | 99db |
備考 | NC42適合不可 |
よくあるご質問
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マフラーを交換する際、エキゾーストガスケットを再利用する事は出来ますか?
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エキゾーストガスケットは、必ず新品のものと交換して下さい。
再利用した場合、排気漏れを起こす可能性が御座います。
- インナーサイレンサーは、取り外せますか?
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いいえ、取り外せません。
- 集合方式を教えて下さい。
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独自製法の“4in2in1方式”を採用致しております。
- フランジ(エキゾーストホルダー)は、付属していますか?
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付属しております。
- SPEC3に装着する事は可能ですか?
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取り付けは、可能ですが、近接排気騒音値が94db規制対象のモデルにつきましては、公道走行不可となります。
車検証の備考欄に規制値が表示されている場合が御座います。
- CB400SF REVO(NC42)にも装着出来ますか?
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装着出来ません。
- 車検対応ですか?
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SPEC1の新車ノーマル状態の車両に新品マフラーを装着した状態で、音量を自社測定し、近接排気騒音値99db以下である事を確認致しておりますが、装着される車両の状態やマフラーの使用経年劣化により上記音量を超える場合が御座います。
また、平成15年(2003年)9月1日以降に生産された車両は、規制値が94dbに引き下げられております。
最終的な車検合否は、車検場に於ける音量検査の結果による検査官の判断となります。
- RPM-4in2in1との違いを教えて下さい。
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サイレンサーに内蔵されておりますインナーパンチングの全長が異なります。
当製品は、RPM-4in2in1よりも短いインナーパンチングを内蔵している為、音量が大きく、排気効率も高くなります。
高い回転数を多用される方は、RPM-67Racingを。低中回転域を多用される方は、RPM-4in2in1をおすすめ致します。