モノづくりにおける「物」への敬意が、製品の品質を左右する

「モノづくり」という言葉には、ただ単に製品を作り出すという以上の意味が込められています。
それは、材料を形にし、機能を持たせるだけでなく、そこに情熱と魂を込めて、世界に一つだけの価値を生み出す行為と言えます。
そして、そのモノづくりの根底にあるのが、「物」に対する敬意です。
バイク用マフラーの専門メーカーである私たち、株式会社アールピーエムにおいても、この「物」への敬意は、日々大切にしている考え方の一つです。

埃一つ、ゴミ一つ、それが機械を壊す

私たちの工場では、様々な機械が稼働しています。
これらの機械は、高度な技術の結晶であり、高価なものです。
しかし、どんなに高性能な機械であっても、埃やゴミが付着した工具で扱えば、たちまちその性能を損なってしまう可能性があります。
なぜなら、埃やゴミは、機械の精密な部品の間に入り込み、摩擦や摩耗、電気系トラブルの原因となるからです。
それが積み重なれば、機械の故障に繋がり、生産ラインの停止に繋がってしまう恐れがあります。

機械を大切にする者は、人を大切にする

機械を大切に扱えない者は、往々にして、他の物や他人に対しても粗雑な態度をとることがあります。
これは、偶然ではなく、ある種の共通点があると言えます。
機械は、私たちが作り出す製品のクオリティを左右する重要なツールです。
その機械を大切にするということは、自分たちが作り出す製品を大切にすること、そして、その製品を使うお客様を大切にすることに繋がります。

日々の積み重ねが、機械の寿命を延ばす

機械のメンテナンスは、一度にまとめて行うのではなく、日々少しずつ行うことが大切です。
例えば、作業が終わったら、必ず工具を清掃し、定位置に戻す。
毎日小さなメンテナンスを行なうことで、細かい変化に気付けることもあります。
この小さな積み重ねが、機械の寿命を延ばし、生産性の向上に繋がります。

環境が変わっても、丁寧な作業は変わらない

私たちの工場は、機械の作動音や加工音が響き渡る、決して静かな場所ではありません。
しかし、どんな環境であっても、物の置き方や作業手順は、丁寧に行うべきです。
なぜなら、丁寧な作業は、単に製品のクオリティを上げるだけでなく、作業者の安全にも繋がるからです。

モノづくりは、心で作る

モノづくりは、単なる技術の仕事ではありません。
それは、心で作る仕事です。
機械や物に対する敬意、丁寧な作業、そして、日々の積み重ね、これらの要素が、私たちが作り出すマフラーに込められ、お客様を喜ばせることに繋がります。