念願のマフラーを手に入れて、サウンドやスタイルを楽しんでいる方も多いでしょう。
マフラーは排気ガスを排出するパーツであり、常に高温になっていることから、定期的なメンテナンスが必要となります。
今回は、マフラーの寿命を延ばし、美しい状態を保つためのメンテナンス方法についてご紹介します。

【マフラーのボルトの増し締め】
マフラーは振動が大きいパーツの為、ボルトが緩んでしまうことがあります。
緩んだまま走行を続けると、走行中に外れてしまう危険性があるだけでなく、排気漏れによる性能低下や異音の原因にもなります。
定期的にボルトの増し締めを行いましょう。
ご自身で、増し締めが難しい場合は、信頼出来るバイクショップへご相談下さい。

【増し締めの頻度】
・月に一度、又は、ツーリングの前など、走行前に確認する。
・長距離走行の後や、振動が大きい路面を走行した後は、必ず確認する。

【マフラーの清掃】
マフラーには、走行中、排気ガスと一緒に様々な汚れが付着します。
特に、鉄粉はメッキマフラーを錆びさせ、見た目を損なう原因となります。
また、埃や油汚れも、マフラーの熱で酸化し、頑固な汚れとなることがあります。

~マフラー清掃方法~
●冷却後に行う
 マフラーが熱いうちに清掃を行うと、火傷をする恐れがあります。
 必ずエンジンを停止し、マフラーが冷めてから作業を行いましょう。
●専用のクリーナーを使用
 マフラー専用のクリーナーを使用すると、効率的に汚れを落とすことができます。
●柔らかいウエス等で磨く
 柔らかいウエス等で、汚れを優しく擦り落とします。
 ゴシゴシ擦ると、表面を傷つけてしまう可能性があります。

【メッキマフラーの錆防止】
メッキマフラーは、美しい光沢が魅力ですが、他の素材よりも錆びやすいという特徴があります。
雨上がり、すぐにバイクカバーをかけてしまうと、マフラーが湿った状態でカバーの内側にこもり、錆が発生しやすくなります。

【ステンレスマフラーの焼け落とし】
ステンレスマフラーは、錆びにくいという特徴がありますが、高温になることで焼け色が濃くなることがあります。
焼け色が気になる場合は、専用の焼け落とし剤を使用して、マフラーを磨きましょう。
ただし、焼け落とし剤はメッキには使用不可です。